関市議会議員 川合治義つれづれのブログpart3

毎日更新中!地域の身近な議員として市民の思いと声なき声を市政に直言。活動報告、日常生活等を記します。TIKTOK等のSNSでも情報発信。関市学校規模適正化計画(案)にも言及。富野小・中学校の消滅危機に地域最大の課題として取組みます。

福祉避難所

旧町村ごとに配置されている。

 梅雨末期の線状降水帯による集中豪雨の被害はこの辺りではありませんでした。

 昨年度の市議会辺りからよく耳にしてきた『福祉避難所』について、今日偶然勉強できました。まず、『福祉避難所』の定義と役割を関市のホームページからコピペ。

介護や手助けが必要な要配慮者など、指定避難所等では避難生活を続けることが困難な方のために開設する施設のことです。 災害の初期段階では開設せず、介護スタッフや介護資機材等の受入れ体制を整備した後に開設します。 避難者の受入れ後は、専門施設、仮設住宅などへの移動を想定しています。

 

 これは上之保事務所と社協上之保支部の入る建物にある和室です。今日はマージャンを楽しむ男性5人の姿がありました。畳部分は54畳です。

ここがいざというときには『福祉避難所』として使われます。

 これに対して指定避難所というのがあって、こちらの方がTVの災害報道などでよく目にするものですね。

 住家の損壊などにより生活できない市民や帰宅できない通行人等が避難し、臨時に生活する施設です。 大人数が生活することを想定し、地区・地域の重点的な避難施設として、食料・生活必需品・支援物資などの配給も含め、中心的な役割を果たす拠点になります。 災害対策基本法第49条の7第1項に基づき、指定しています。 関市災害対策(警戒)本部の判断により、市職員が参集し、開設します。

これは上之保生涯学習センターの2階にある、床が板張りの大会議室です。見せて頂いた時には『たのしく歌おう会』の練習が行われているところでした。

こちらは廊下を挟んだ中会議室(もと視聴覚教室)です。板敷よりはましですね。

畳敷きの福祉避難所とは違い健常者のための避難場所ですが、床の上や薄い敷物の上で長期間にわたる避難生活は苦しいでしょうから、エアーベッドや段ボールベッドやプライバシーを保護するパーテーションも一定数備蓄しておくのが良いでしょう。

部屋の隅にこの立派な机と椅子が3セット置いてありました。合併前の村の教育委員さん達が使っていたものだそうで、大変重い「高級品」です。使う当てがないそうです。

次に武儀生涯学習センターへお邪魔し、指定管理者の責任者の方に「指定避難所」に当たる部屋を見せて頂きました。ただし、指定避難所は市の職員が運営するので、指定管理者はそれには関わりません。旧武儀町の福祉避難所は関市武儀事務所から100mほど離れた、川向こうの社協と同じ敷地にあります。

6月議会で空調設備の修理費が可決された大会議室、です。部屋の手前半分のエアコンは働くが、奥半分では効かなくなっていたようです。ここも床は固いです。

 いろいろな公演や演説会が開かれる大ホールです。階段状の観客席は収納されていて広々としています。

 舞台も下がっていて、大変な広さと天井の高さです。これは指定避難所となったら中学校の体育館より収容能力が勝っていそうです。もちろんエアコンはばっちり効きます。ここでもやっぱり段ボールベッドやエアーベッドとパーテーションは欲しいですね!

ついでに畳の部屋も見せて頂きました。様々の公演の際に芸人の控室、化粧などを行うのに使われるそうです。洗面台が4基と、脇には茶室も設けられていました。旧武儀町の時代にはずいぶん充実した施設ができたものです。

映画で警察本部や銀行本店のお偉方が会議を行うのと同じような中会議室です。

『事件は現場で起こってるんだ!』 『やられたらやり返す、倍返しだ!』なんてね。

 指定管理者の責任者にお礼を述べてから、武儀事務所にも寄りました。ただ、そこは旧武儀町の庁舎であるにもかかわらず指定避難所ではなく、おまけに洋式トイレは1基もありません。

 福祉避難所へは橋を渡って3分ほどで行けますが、先の指定避難所へは雨が降ると危険な崖下の県道ではなく、乙亀・間吹・多々羅へ迂回していかなくてはならないので、避難所の管理をすることになる市の職員の移動の点でやや課題があるのかなと思います。

 またすぐそばにある津保川中学校の体育館は、富野中学校・板取川中学校と同様に今回の空調設備設置の予定施設とされませんでした。空調のある生涯学習センターまでの移動が困難となる大雨の際には、この武儀事務所が指定避難所とされた方が良いと思います。スペースは何とかやりくりできそうですから、まずトイレの洋式化が求められますね。(昨年の一般質問で安桜小公園のトイレの洋式化を訴えて以来すっかりトイレにハマっています。)

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 下之保・殿村の田んぼに今年も案山子が並びました。

市道や県道に覆いかぶさる桜並木や雑木、竹薮の処理を依頼するように頻繁に頼まれます。大型車両の後について走ると、ひかかって落ちる枝が車に当たることもあるようです。事故を誘発することのないようこまめに処理して欲しいものです。