獣害地獄、悔しい!
わが藤谷の一番奥、県道からは2kmほど入った谷のどん詰まりにある橋をツキノワグマが渡った、という情報が寄せられました。こちら側から向こう側へ大きなクマが歩いたのを近くに草刈りに来ていた家族のうちの若い女性が目撃されたそうです。
近くに西洋ミツバチの巣箱があるのでその匂いを辿って来たものの、近くに数人の大人が草刈りなどの作業に勤しんでいるのを見て一旦山に戻ったのかもしれません。
この橋は下の地図の赤丸のところで、正楽寺の方に向かって渡ったのです。
橋の北側から振り返ると、この雑木林のはるか上の方にはゴルフ場があります。昨年来ツキノワグマの出没が確認されている小野から本城山の山裾を辿ってやって来たのでしょうか。
60年前までは正楽寺にも合わせて3反ほどの田んぼがありましたが、やがて耕作放棄地となり、今では砂防堰堤が2基築かれ、ヒトの営みと切り離されて、完全に原野となってしまっています。イノシシと二ホンジカの遊び場になっているうえに、今度はクマも出てきたというわけです。
80%ツキノワグマでしょうが、ひょっとするとニホンカモシカかもしれません。今度現れるようなら関市の担当課に連絡し、猟友会にお願いして追い払ってもらうようにしたいです。
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こちらはそれよりずっと下流の稲田です。
今夜も8時半ころに自転車で行ってみるとぐうう、ぐううと呻くように泣き、ジャブジャブジャブと田んぼの稲を揺らして真っすぐに逃げていきました。
2反あるこの田んぼの稲のざっと4割が押し倒されています。お米6俵分以上です。
空飛ぶ円盤が着陸したように見える踏みつぶし後です。手前の少し濃く見える筋が歩き回ったあとです。周りの高圧電流を通した電気柵がめぐらしてあるのにヘイチャラで夜ごと暴れているのです。
この前の日曜日に説明会のあった有害鳥獣駆除補助員に関する内規です。
一頭や二頭捕らえても追いつかないかもしれませんが、田んぼが荒らされるのを指を咥えてみている訳にはいきません。藤谷地内にある7、8基の箱罠の内外の草刈りをしてエサやりをして一気に数頭捕らえることと合わせて、獣道にククリ罠を仕掛けて捕えてやろうと思います。