猟では追い付かないけど
まずは孫たちに採らせたスイカです、こんなに小さいのにちゃんと甘い。
この株はたくさん受粉し、ゴルフボールくらいまでは生長するのに腐ってしまうという可哀そうな株でした。最後に実ったが形が良くないので旨くないだろうと思っていましたが、とにかく収穫させました。案に相違してずいぶん甘く、みんなで喜んで食べました。苗は確か600円じゃななかったかな。初めに肥をやり過ぎたのが失敗でした。
*
試食キャンペーンが大盛況だったイノシシの箱罠レストランが本日開店です。
扉を落とす「引き金」に当たる器具とワイヤーは前後2つの扉に繋がります。
黒いビニールの被膜に覆われた針金が巻き付けある三差路のような器具。
針金は箱罠の底近くを向こう側へ横断しています。
扉を固定していた金具を外すと、落ちないように保持するのはこの三差路端の器具と引き金の微妙なバランスだけです。
ピンと張った針金、今夜はコメぬかがひと際たくさん盛ってあります。
イノシシが米ぬかを夢中になって舐めるうち、針金に触れると、微妙なバランスの引き金が外れて扉が落ちます。鉄製のこの頑丈な扉、腰の痛い私にはかなりな重さです。
通常の3倍以上、針金がすっかり隠れるように盛った米ぬか、ちょっとやり過ぎかな。
いつもは薄暗い夕方にエサを撒いてきましたが、今日は真昼間の仕掛け作業でした。
*
罠に先立つ午前中は市道法面の草刈りをしました。
放っておけば伸び放題の法面の雑草と山裾の灌木やササ。手前の田んぼの所有者(私)が年3回は刈り払うのが藤谷集落の協定です。
やり終えると爽快感がありますが、手を付ける前は憂鬱です。
夏休みの宿題と同じです。
『過疎地に住んだのが運の尽き』さ、と思う街のジンには分からない苦労と喜びがあります。ところでわが家のお米を保存する冷蔵庫(13℃に保冷)は昨夕の知人と今日の長女、自家用のそれぞれ半俵(30kgの袋)の持ち出しで、残り半俵だけとなりました。そろそろ稲刈りと新米の頃です。 自分の手塩にかけた新米が倉と冷蔵庫に積まれる喜びは格別です。
*
今夜もシカが鳴きます。
明日からは第3回定例会です。
最善を尽くします。