関市議会議員 川合治義つれづれのブログpart3

毎日更新中!地域の身近な議員として市民の思いと声なき声を市政に直言。活動報告、日常生活等を記します。TIKTOK等のSNSでも情報発信。関市学校規模適正化計画(案)にも言及。富野小・中学校の消滅危機に地域最大の課題として取組みます。

2+1

晴れ時々イノシシ

狩猟のわなを仕掛けたら毎朝早くに見て回らなければなりません。

特にククリ罠はケモノが暴れて苦しむ場合があるので、できる限り早く猟師さんに連絡して楽にしてあげるのが武士?の情けです。動物愛護の精神から来ています。

 

さて今朝は7時前(私には早朝です。)に見て回りました。西谷と鳥洞の箱罠は入った形跡はなく、エサさえ舐めていません。経験豊かな知恵者(獣)がいるようです。

 

 次にこの前一頭かかった箱罠に行くとウリ坊が2頭掛かっていました。いやに痩せている兄弟です。おっかさんに許しを得ないままに箱の中に入って米ぬかを舐めたに違いありません。イノシシは母親の指示に逆らえば命の危険が迫ってきます。

 『ぐう、ぐう』と低い声で子供をコントロールする母親の目を盗んで動いたばかりにかかったのです。このくらいの大きさのウリ坊は母親と一緒に5~8匹くらいで収まっているのが普通です。お母さんが安全であることを確認してから行動するのです。

 

 次に餌まきを2週間ほど続けている杉林に行ってみました。川の向こう、30mほど離れていますが、杉の幹の間から、イノシシが暴れて掘り返した赤土が鮮やかに見えました。これは気の長い餌付け作戦の成功です。それも今までずっと餌を舐められてきた地点より山裾をかなり上った獣道にかけたククリ罠です。

 つまりククリ罠の近くで米ぬかを撒いておくと、米ぬかを嗅ぎつける鼻で鉄製のワナを嗅ぎ分けてしまうので、ワナと米ぬかは距離をとらないとダメなのです。いつもの米ぬかの匂いを嗅ぎつけたイノシシは無警戒で獣道を辿ってきて掛かってしまう。

 

セミプロ・ハンターに電話をかけて処理をお願いしました。

 

しばらく忘れてPCに向かっていたら、ハンターから電話がありました。

『おい、もう仕留めて川のこっち側まで運んできたぞ。』

駆け付けるといつものNハンターの他に、KさんとYさんも手伝いに来てくださっていました。


空気銃で仕留められた中型のイノシシは、胸元にナイフを刺されて、流れ出した血を採られていました。小さな採専用試験管に詰められた血液は保健所に送られ、『豚熱ウイルス』の検査を受けなければなりません。その後、クリーンセンターで焼却されます。10月半ばからの猟期に入ればジビエとして処理されるケモノもいます。

 イノシシの後ろ足の裏側です。

平地や田んぼの中、上り坂では前の2本の蹄(ヒズメ)で歩きますが、坂道を下るときには後ろ側の2本の蹄がブレーキとして役立ちます。確認し忘れましたが、坂道を降りていて罠にとられた左前脚は、逃げようとあがいて、くるぶしの辺りで骨折していたようです。

箱罠のウリ坊兄弟もかわいそうですが同じ運命です。

ただ、3人の猟師が『こいつらいやに痩せているな。ひょっとしたら罹っているかもしれんぞ。』と言っていたのが気になります。保健所の検査の結果ウイルスが検出されれば、しばらくすると新聞に載せられます。

マチュア猟師はその後もう一度現場に行って、関市農林課から支給された消毒液をワナの周りに撒いてウイルスの伝染を防ぐ処置をしました。

 

晴れの日が続き、ぐったりです。

それでも夕方に通り雨が降りました。

 

一般質問に対する答弁書をすべて打ち込みました。質疑応答で往復9000字ほどですから45分ほどで済みそうです。一番目に用意していた災害時の段ボールベッドに係る質問を止めたので、時間的に余裕が生まれました。

 

新政クラブの池村議員と清流クラブの田中議員の代表質問に、災害対応があるので、被らなくてよかった、とも言えます。

 

後は各部署ごとの決算の概要を点検しています。主要な施策の成果と350ページもある簡単な事業報告と使われた金額の報告は疲れます。

間違いはないのですが、お金の使われ方を自分なりの視点で点検し、疑問があれば質すのが市議会議員の務めです。(経験不足による頓珍漢な質問で失笑を買うことも)

連休明けの17日(火)午前10時からの一般質問とその後18・19日の文教経済委員会は自分の属す委員会ですから気が抜けません。準備を怠らないようにします。