関市議会議員 川合治義つれづれのブログpart3

毎日更新中!地域の身近な議員として市民の思いと声なき声を市政に直言。活動報告、日常生活等を記します。TIKTOK等のSNSでも情報発信。関市学校規模適正化計画(案)にも言及。富野小・中学校の消滅危機に地域最大の課題として取組みます。

義兄の告別式

優鉄良篤上座

 恵子さんの兄さんが15年ぶりに再発した血液の癌で亡くなりました。お寺さんの都合で1日遅れの通夜と告別式に参列するために浜松へ行ってきました。戒名のとおり優しく親切な人柄で、38年ほど前に交通事故で亡くなった義理の父親によく似た方でした。

 「再発」と「面会は近親者のみで15分」ということで覚悟はしていました。先月浜松の佐鳴湖にほど近い病院で恵子さんは面会できましたが、私は病院の駐車場で携帯を通じて会話したのが最後でした。別れは辛いが、この歳になると自分の死ということにも考えが及びます。

 磐田市の妹との待ち合わせの約束時間まで1時間ほどあったので、東名高速道路の浜北ICから恵子さんの実家の近くまで天竜川右岸を南下したあと、ついでに河口まで行ってみました。

 天竜川の鉄橋をあっという間にわたって消えた新幹線の列車の速いこと!

木枯らしや 天龍越えて のぞみ来る 

河口近くの左岸には風力発電機が5基、対岸から見ていても巨大です。羽根がしなやかに回っていますが、先端のスピードは相当なものでしょう。

木枯らしに くすぐられをり 発電機

八ヶ岳連峰に発し、諏訪湖を経て太平洋にそそぐ天竜川の河口です。

式場近くに恵子さんが高校時代まで暮らした場所があります。

浜松名物トリイソースのすぐ脇ですが建物は残っていませんでした。

50年ぶりに嗅いだソースの臭いに惹きつけられて道端の自販機で、数ある銘柄の中から「中濃ソース」を一つ買いました。

工場から出てきた従業員に話しかけると『今年の9月に、三代目が創業100周年を記念してヨーロッパへ10日間の旅に連れて行ってくれた。全員をですよ。それにウスターソースの名前の由来の地だと言ってイギリスのウースターというところへも連れて行ってくれた。私、今月で再雇用期間が過ぎる65歳なんでいい記念になりました。』

恵子さんが17歳まで嗅ぎ続けていたソースがそんなに景気がいいなんて!

近くには友達がいっぱいいたそうです。

捨て犬を拾ってきてこの稲荷さんの境内で密かに飼っていたこともあったとか。

『兄さんのお陰で50年前のことを思い出せたわ。』と喜んでいました。

 恵子さんは久しぶりに会った従兄や甥と姪、その子供たちと交流して旧交を温めました。しめやかな通夜ではありますが、遠くに引き込んだことでめったに会えない人ばかりですから仕方ありません。義兄逝きて 小春日和の 談話室

臨済宗のやり方で通夜式済ませたあと、磐田市の妹のお宅に泊まらせてもらいました。

 

 今日は告別式と斎場での立会い、式場に戻って義姉のお礼のあいさつを聞いたあと解散。東海道本線天竜川駅近くに残る江戸時代の『東海道』の名残である松並木を見ながら浜松IC、新東名、東海環状をつないで5時過ぎに帰宅しました。

さあ、28日から12月議会です。