シカより用心深いらしい
藤谷へ『巻き狩り』に来たベテラン猟師が教えてくれました。
『シカはまぐれで掛かるかもしれん。そんでも、イノシシは簡単じゃないぞ。鼻が違う! ワナの板を踏む足を寸止めするでなぁ。そんで鼻面で罠を掘り起こして自爆させるんや。イノシシが取れたら一人前や。仲間にしたるわ。』
確かにそのようです。
写真のようにけもの道の断崖の側に「見えては困るもの」を隠してワナの仕掛け部分だけを平地の穴に隠したのですが、見事に掘り起こされて自爆していました。
断崖へ踏み出す前に、ここでしっかり足をつくだろうから、ここに罠を仕掛ければ楽勝!と思っていたのですが、甘くなかった。
明らかに踏みあとの残るけもの道の、それも重要な踏み板のはず。
真新しい軍手をはめて仕掛けたので「ニオイ」は付いていなかったはずです。
野生の豚、と馬鹿にしていましたが、ここまで警戒心と賢さがあるのなら相手にとって不足はありません。 毎朝早く罠を見に行くのは苦手だけど、きっと捕えてやる。
朝10時のわかくさプラザの様子です。
安桜山は完全な禁猟区です。
たとえイノシシがいても罠も鉄砲も禁止です。
人がいっぱい登って楽しむ山ですから当然ですね。
4時前に市役所を出て、おひとかた訪ねてから帰宅しました。