厳かな中にも温かみ
ご案内を頂いて私自身にとっても母校でもある関市立富野中学校の卒業式に参列させて頂きました。日本は儀式が多いと思いますが、この歳になって時間の流れと人生に区切りを付けるうえで儀式が重要なことだと分かってきました。
よく練習された進行と卒業生の皆さんの振る舞いを見て厳粛さを感じました。校長の式辞、卒業証書授与、PTA会長の祝辞、送辞と答辞、在校生の合唱と卒業生の合唱など滞りなく続く式は、卒業生のみならず保護者や教職員一人ひとりにとって忘れられないものとなっただろうと思います。
3人の子どもたち、とりわけ中1の時に半年以上もこの学校への登校を拒否したあとで無事卒業した長女の卒業式を思い出します。恵子さんは仕事で、私が参列しました。
不登校に追い込んだ養護教員の言葉、武義高校合格の際の担任の驚き等、この子が香川医科大学で生活し始めて『やっと、胸いっぱい息が吸える生活ができている。』と言ったのが蘇ってきました。
卒業生15人の心温まる合唱を聞きながら胸が熱くなりました。
校長とPTA会長の話された祝辞、それに送辞にあったそれぞれのはなむけの言葉のことを忘れずに頑張っていって欲しいです。 ご卒業、本当におめでとうございます。