学問のすゝめ
「生まれながら貴賤上下の差別無く」と言って学問の重要さを唱えているが、学問をした者とそうでない者に格差ができるのは仕方がない、とも言っていたように思います。かなりな上から目線であることは中学校の教科書までは紹介されていません。
現代の日本では『親ガチャ』という厳しい現実がありますから、もし福沢諭吉がこの世に蘇ってきたらこの格差社会を目の当たりにして『ほらな。』と思うことでしょう。その彼も、もうしばらくすると後任のスケベエ実業家に一万円札を譲るらしい。
この和紙に印刷された『学問のすゝめ』の初版本、金山町の酒屋さんのお店に展示されていました。東京TV『なんでも鑑定団』に出したらものすごいことになるかも。
左の英語の入門書も和紙に印刷されていて刊行は1869年ですから、学問のすゝめ『初版』というのも説得力があります。
許可を頂いて撮影させて頂いたのは下呂市金山町にある造り酒屋です。美濃市以外にもうだつがあるんですね。
先日かみのほゆずで買ってきたゆず入り日本酒リキュールがとても好評だったので、明日新潟へ帰って行く目玉の天使一家に持たせようと買いに行ってきたのです。
おかみさんが『各地のゆず果汁で試したが、上之保のものが一番相性がよくておいしい酒になりました。』とおっしゃっていました。うれしくなりました。
上之保のゆずの生産者の皆さん、社長さん、頑張ってください。
ちなみに長女のご夫君にも買って来てました。
郡上八幡、足助宿と同じような印象のある、古い街道の宿場町のような雰囲気の町でした。親水性という共通の要素が大きいのでしょうか。飛騨川と馬瀬川の合流点、それらと並行する街道の要衝として発展してきたんですね。