金木犀と松茸を嗅ぐ
朝起きて新聞を取りに坂の下の車庫のポストに行って休刊日に気づきました。
その時ほのかにツーンとキンモクセイの匂いが漂ってきました。
離れの石垣の端にある木を見上げると微かに白いものが点在していました。
8時40分に市役所に行き、残っていた質疑に対する答弁の打合せを済ませました。
7階のつなぐガーデンから見た市役所北に広がる田園と美濃の山並み。
帰宅する前に行きつけの喫茶店で、店主やお客さん達と本町2丁目のトイレについて意見交換。やっぱり早く洋式トイレにした方がいい、ということになりました。
帰宅して一般質問の原稿を仕上げてたあと、久しぶりに高沢観音へお参りしました。
山道に差し掛かったところにある山桜の大木です。
2年前に、幹を這い上って樹冠を塞ぐほどはびこっていた蔦を退治してから樹勢を取り戻しています。地上1.5mで幹回りが3mを超えるのですが、勢いが戻ってからますます太くなるように感じます。
愛知県の刈谷市から来たという二人連れに高沢観音と富野北アルプス、本城山の小野城などについて説明させてもらいました。
まだ元気が残っていたのと、歩いてずいぶん気が晴れたので、もう少し登って高沢山の頂上まで行くことにしました。
また椎の木の大木が登山道に倒れてきて道をふさいでいます。
議会が終わったらチェンソーを担いできて切ってやろうと思います。
美濃加茂市西部の加茂野地区、坂祝町が見え、その奥の切れ込みの右の切り立った山の上に猿啄城(さるばみじょう)があります。今から460年ほど前、あの切れ込みから織田信長の東美濃攻めの大軍が侵入してきたのです。
高沢山のてっぺんの岩場から北東方面を見ると雲に覆われていました。
あきらめて一旦下り始めましたが、『ここまで来たんだから、少し待ってみよう!』と思い直して頂上の岩場に戻ってしばらく待つと雲が流れていき、御岳が姿を現しました。 よかった。
そのあとわが家への最短コースの稜線を下ってくると、突然懐かしいあの匂い。
マツタケの匂いです!
クンクンと犬のように松林を嗅ぎまわりましたが、姿は見つけられませんでした。
まだ顔を出していないのでしょう。もっとも見つけたところで他人様の山、写真は撮れても採って帰れば犯罪です。
公職者として、人が見ていないからと言って犯罪を犯すわけにはいきません。
わが家の裏山に差し掛かったところでこの春に抜け落ちたらしいシカの角を見つけました。こちらは拾ってきました。ヒトのものじゃないから『占有離脱物横領罪』には問われないはずです。 でも、今この記事を書いていても周りの山からシカの鳴き声が聞こえるのは責めているのでしょうか。
明日は引き続き令和4年度決算書類の勉強です。関心のあることに絞って勉強します。