シカの食害の凄まじさ
午前中はまず、昨日のイノシシのワナの現場でイノシシの掘った穴の土を均し、行方不明になったワナの踏み板を探しましたが残念ながら見つかりませんでした。罠に掛かったイノシシはワイヤを半径にして土を掘り起こして暴れまわるので踏み板がどこかに埋まってしまうのです。3基のうち1基が脱落です。
そのあと兄の幼なじみの勉さんの助言も頂いて、西谷の箱罠近くのイノシシの気配のある獣道に残った2基を仕掛けました。『その罠は見たことがあるけど、実際に仕掛けているのは初めて見るよ。』と小雨の中30分ほどずっと見ていてくれました。
30人の定員をオーバーする盛況ぶりに主催者の安藤先生もびっくり。
港へ流れ込んで浅くしてしまう土砂を抑制するために、シカの食害を防いでいるのはフェンスの左側。 右側ではシカが植物を食い荒らして表土流失が発生しています。
かなりな大食漢です!
口の届く範囲の枝葉はほぼすべて食い尽くすので実生の成長は望めません。
岐阜県のこのところの毎年の捕獲数、相当な数のお陰で近年は捕獲数が漸減のようです。
シカを捕らえてきたプレディタ―が絶滅寸前、という深刻な現実も。
それでも狩猟によってやや押し戻しているそうです。赤色がせばまっています。
本巣市から来た方は仲間で1200頭捕らえたと報告していました。