乙事主になるなよ
にわか猟師の仕掛けたククリ罠にオスの大イノシシが掛かりました。
今朝9時前に現場へ行った時にはまだ自由に動き回れる状態で、憎い猟師に突進を繰り返しました。ワイヤが左前脚をしっかり縛っているのが見えていても十分恐ろしい。
猟友会のベテランに電話して処理をお願いしました。
11時過ぎまで学習情報館で打ち合わせの後帰宅、着替えて現場へ。2時間もずっと暴れていたのでしょうか、ワイヤが近くの木に絡まって身動きが取れない状態になっていました。
上あごの牙と下顎の牙を擦り合わせて研ぐという匕首のように切れるキバです。これを器用に使って穴を掘り、根を掘り返し、巨石をひっくり返し、時には決闘もするのでしょう。けしかけられた猟犬が簡単に腹をえぐられて重傷を負ったり、猟師さえ大腿部などを切られて失血死することもあるといいますから用心が必要です。
後ろ足です。こんな接地面積でこの巨体が動き回っているのです。
*なお、捕獲現場では豚熱の可能性もあるので、関市農林課の係の方から頂いた消毒液を現場周辺にスプレーして清めました。
午後1時からの議会広報委員会に出席し、そのあと3時から公共交通活性化協議会の傍聴をしてから7階で缶コーヒーを飲んだやっと一息。昼飯を食べるのを忘れていました。つなぐガーデンから白銀に輝く御岳山を眺めてリラックス。
そのあとこちらへ寄って鑑賞。
桃紅さんの直線の美に触発されて、青いキャンバスに引かれた直線をパチリ。
麦を食い荒らす二ホンジカ、田んぼを荒らし、畦を掘り返して田んぼをダメにし、さらに道路の舗装を剥がしてしまうイノシシ。それぞれ生きていくための営みなのですが、人の営みを侵害してくるので駆除はやむを得ないという考え方で罠にかけています。
それでも可哀そうだという気持ちはありますし、殺生という2文字が重いです。