つき出した枝葉を剪定
倉庫で作業していたら5人連れのハイカーが本城山から下りてきました。
藤谷センターで西谷に左折し、あと25分登れば高沢観音の駐車場へ戻れます。
このところ何かと多用でトレッキングルートの点検を怠っているので思い切って出かけました。
ササ竹とムラサキシキブと樫木やいろいろなシダが伸びて山道に張り出しています。これはハイカーに失礼したな、と思ってできるだけ剪定しました。倒木はやっぱりチェーンソウが必要です。
春になったら草刈り機のビニル紐でもう一度スッキリ刈り払いたいと思います。
沢の細い流れに掛かっていた丸木橋が流れてしまいました。
今谷の奥との境を成す尾根にたどり着いたところで帰ってきました。
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シカが荒らした麦、見る角度にもよりますが、写真の奥に比べてムギが成長できていないことがよく分かります。
手前の赤いコーンはイノシシが暴れて市道の法面を掘り崩したので、市に頼んで土嚢を積み込んで直してもらった現場です。電柱の右奥の水路の上の一面の凸凹は最近暴れた痕跡。 二本目の電柱の手前の法面を横切るシカの道が見えています。田んぼで麦をたらふく食らってこの道を駆け上がり、市道を渡ってススキの見える高台に駆け上がって林へと入っていきます。
高台から山裾の林に上るところの、茶の木が一人生えした茂みに、猟師のククリ罠が仕掛けてありました。
今朝見に行ってみると何か視線を感じました。『おっ!』
大きな角のオスジカです。ヒトが来たと分かってワイヤから逃れようと暴れると茂みがワサワサと揺れるような感じです。太い実生の茶の木は揺れてもシカを逃しはしません。 猟友会の長瀬さんに頼んできてもらいました。
あとからやってきた猟師も加わって3人がかりで軽トラの荷台に積み込み、地元のジビエ処理工房へと運ばれていきました。
今年度、一度だけですが小中学生の給食(約7000食)にシカ肉240kgが供給されました。シカ肉の場合、体重の30%程度しか食用にできないそうです。
240㎏だと0.3で割って、一頭当たり40kgだとすると20頭分ですね。
ブロイラー、ポーク、ビーフも同じ『命』からきていることを子供たちに自然に分かってもらいたいものです。