関市議会議員 川合治義つれづれのブログpart3

毎日更新中!地域の身近な議員として市民の思いと声なき声を市政に直言します。議員活動報告や日常生活等を記しています。TIKTOKやFacebook、Twitter等のSNSでも随時情報を更新。関市学校規模適正化計画(案)や関市パブリックコメントにも言及。関市立富野小学校、関市立富野中学校の消滅の危機に富野地域最大の課題として取組みます。

議会基本条例と議会改革

多くの学び‐議会改革の処方箋

 メモを取るのが遅くて正確に捉えられたか心配ですが、私個人の学びを日記にしておきます。

 現在関市議会では『議会基本条例制定特別委員会』が条例案を研究しています。その一環として写真のような標題で講習会が持たれました。22人中19人が全員協議会室に集まって途中10分の休憩をはさんで2時間の講義を聞き、最後に3人の議員が質問をして4時15分頃に終わりました。1時からの議会広報準備委員会のあとできつかったです。

 

 全国の市町村議会の70%が議会基本条例を持っているそうですが、講師の廣瀬和彦氏によれば、

どこも条例を作ることが目的化して、いざ出来てしまうと燃え尽きてしまう。

せっかく作っても次の選挙で新しい議会ができるとそれがしっかりと継承されず見向きされないままとなる傾向がある。』とのご教示!これで目覚めてしっかり聞けます!

ついでに、メモが間違っていなければ議会の報告について、

『現況の議会だよりは執行部に取り込まれている。』とも聞こえました。

はっきり言う講師です。

『市内全世帯に届けるのが本来の形です。』というご説には大賛成ですが、「議会広報準備委員会」での結論は広報せきと同じ、自治会経由のおよそ29,000部という方向です。

 私は無会派ですので普段から市井の声を吸い上げて、本会議の一般質問で市長に聞いてもらい施政に反映させて欲しい、という議員活動をしています。

 一方11人の新政クラブは議会の半数を占めて市長に強力に働きかけることができる会派です。もちろん単独で条例案を提出する資格と成立させる議席数がありますから、その影響力は大です。

 

その点で私が日ごろ思っている事についても廣瀬氏は、

市長の与党議員ばかりだと議会で討論が成り立たない傾向が強い。

市長の側でも「自分の政策に楯突いて顔に泥を塗るつもりか。」と捉えるので、与党議員は討論もなく何でも賛成してしまう。』と一般的な傾向を話されました。

議会と市長のバーター取引、というご説もありました。

 

 また、議会は会期中でなくとも所管の事務調査?で委員会の討議を継続していくべき、というのも気に入りました。

 

 『選挙で当選し、大きな会派に属せば安泰。』ということではなく、議員一人ひとりが市政上の課題を見つけて研究し、そのうえで深い討議を通じて市政に提案したり、チェックしたりという本来の機能をいかんなく発揮できる市議会になるよう、『議会基本条例(案)』が練られていくのを委員外議員として見守っていきたいと思います。

 

 

8月16日の大雨で、洞の土砂が流れ込んですっかり埋まってしまっていた水路をきれいに浚えてもらえました。

イノシシが荒らして舗装がはがされていた法面との境にも土が盛られました。

この道は関の町から中池を経て高沢観音へ至る参詣道の名残です。一連の工事が終わったらしっかり掃除して『道を愛する』気持ちで大切にします。