昨夜6時過ぎに関市の防災同報無線で『ツキノワグマが出ました。ご注意ください!』との放送がありました。私は今朝地元の富野小学校に伺って校長に児童の安全確保をお願いしたあと、クマ出没の現地を視察しました。
熊を退治する、というのではなく児童をはじめ住民の安全を図るための予防措置として、罠を仕掛けることは至極当然のことと考えます。
富野地区のクマへの対応についてご意見のある方は私が承りますのお電話ください。
行政に抗議電話などなさらないようにお願いします。
関市議会議員 川合治義 090-5784-5033
冬眠しなかったのか
昨日の夕方5時45分に富野駐在所に神野に住むSさんが『熊を見たよ!』と駆けこまれました。上大野か津保川に架かる万代橋を渡って三羽尻(志津野)の山へ駆け上るのを目撃されたらしい。
今朝その万代橋から上大野方面を見ると4、5人の男が何やら立ち話をしている様子。
行ってみると、駐在所の江間さんと関猟友会の皆さんが『熊の足跡』を見ながら話していました。関市農林課の方が上之保に保管してある熊用のトンネル型罠を取りに行っている、とか。
これが耕起された田んぼに残されたクマの足跡です。行ったり来たりのようで数が特定できません。
この田んぼは水分が多くて歩きにくかったのか、走ったようです。距離を置いて三つの足跡が固まっています。
別の田んぼではこうした足跡が4列、やや離れて並行していました。この両側に1本ずつ(薄く写っていますね)とやや離れて1本ありました。戻った様子はないので4頭いたのでしょう。
上之保から檻が届きました。市と猟友会と警察の協働で住民の安全を図ります。
ドラム缶を直列に2つつないだような罠です。
奥にはちみつをたっぷりと吊るして設置完了です。
ツキノワグマは雪の融けるまでは穴にすくんで冬眠しながら出産し、子熊とともに起き出して活動するものと思っていました。この熊たちは母ぐまと去年生まれた子熊たちなのでしょうか。
温暖化によってクマの冬眠という生活リズムさえ狂ってしまったのかと思うと、ヒトの世の中も、生活も狂ってきそうな不気味さを感じます。
昨年秋から断続的に起こるクマ騒動です。 早く山奥に追い返したいです。