小規模学校こそ学び、教育の場
富野小学校の卒業証書授与式に招かれて参列させて頂きました。
卒業生13名の演劇のような6年間の振り返り、在校生の分担した贈る言葉。
卒業証書を受けに登壇した一人ひとりの抱負の発表。
言葉に詰まった卒業生に証書を授ける際に、今度は校長がしばし言葉に詰まりました。
涙声で卒業番号まで読み切った様子に、来賓として、、、涙を堪えきれませんでした。
式辞も校長として初任の富野小学校の1年を振り返る素晴らしい思い出とはなむけの言葉で、卒業生はもちろん今後を守る在校生たちの胸に響いたことでしょう。
長瀬市議ももちろん参列されましたが、年長の私が先に紹介されたので卒業生、在校生、保護者の皆さんにそれぞれお祝いの言葉と、古川校長初め職員の皆様にお礼の言葉を述べさせて頂きました。
小規模校ならではの、生徒一人ひとりが主人公の舞台がある学びと成長の場が大事。
富野の小学校と中学校をぜひ守って、存続させたいです。
昨夜の地域委員会の場でも長瀬市議ともその一点でともに頑張ることを合意しました。
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旧富山村の小学校の廃墟
昨年8月28日に佐久間ダム湖で静岡県と隔てられた愛知県の旧富山村を訪れました。
(狸のしっぽの左上、富山支所があるのがこの広い地域で人の住む唯一の里です。)
このつり橋の向こうは 、
静岡県浜松市天竜区水窪町、JR飯田線の大嵐(おおぞれ)駅があります。
廃校になった村立富山小・中学校の校門から村の中心部を振り返ります。集落の裏山の頂上には「いざというときのための」ヘリポートがあるようです。
校歌は大人になってから、年を取ってから味わい深くなります。
急斜面の狭隘な敷地には全天候型の狭い運動場がありましたが、、、
灌木さえ生えかけた、でも真っ平らな運動場が残っていました。
31世帯56人のこの地区に豊根村の正職員は一人。
私が支所を訪れた時には隣の県のJR駅へマイクロバスで送迎中とかでお会いできませんでした。
ガソリンスタンドは廃業後に村の職員OBが運営しているのですが、その日は休業日でした。あと1年で多良木の岡部ガソリンスタンドが廃業なさると津保谷は大変です。
『人里』に戻るのに30分以上山中を走りました。
上之保の鳥屋市でも、板取の門原でもこれほどの過疎地ではありません。
まして富野はICがすぐそばに2か所、交通量の多い県道が3本、農地にも恵まれた歴史のある地域です。
今日の富野小学校の卒業式に参列させて頂いて、単なる数合わせで小中学校を廃校にする計画を、住民が事態をよく理解できないうちにやすやすと認めたらだめだ!と改めて決意しました。
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関市学校規模適正化計画(案)の詳細は関市のホームページで確認できます。リンク先の概要版 (PDF形式、336.04KB)等をご覧ください。
また市民の意見や考えの募集もされています。(パブリックコメント)
意見の募集期間
- 令和6年3月22日(金)から令和6年5月7日(火)まで ※必着
意見の提出方法
(1) 郵送する場合 〒501-3894 関市若草通3丁目1番地 関市教育総務課
(2) ファックスの場合 0575-23-7747
(3) 電子メールの場合 somu-edu@city.seki.lg.jp
(4) 持参する場合 教育総務課、企画広報課、各地域事務所、西部支所
川合はるよしの考え
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