アオダイショウに
もうすぐ巣立ちだった玄関の巣がアオダイショウに襲われてしまいました。
これまでの経験だとヘビが入って来ると親や仲間が大声で泣き叫ぶので駆け付けていたのですが、今日はすぐ隣の台所で一般質問の原稿を書いていて、窓の外の電線に止まったツバメたちも何ともなかったのです。
ところがふと気になって玄関に行ってみるとヒナが居ません。『おや、巣立ったかな?』と思いながら巣の下の戸棚を見ると細長いものが。『しまった、やられた!』
アオダイショウは5羽目のヒナを咥えて吞み込もうとしていました。
ヘビの尻尾を摘まんで庭に出し、逆さづり状態にしたら2羽のヒナを吐き出しました。初めに吐き出したヒナは翼がヘビの唾液に濡れていましたが、生きています。次に出てきたヒナはすっかり唾液に包まれて死んでいました。
生きているヒナを水道水で洗って、ヘビの唾液をすっかり流し、ティッシュペーパーで水を吸い取り、手の平の中で温めてやるとやや元気になりました。元の巣へ戻してやるとやがて縁に止まって親を待つ態勢に戻りました。親も餌を運んできているようですが、今夜がヤマだと思います。
巣に戻したヒナの周りで飛び回る親たち
安心して子育てできる空間だったはずなのに、申し訳なかったです。それにしてもどうして騒がなかったのだろうと、今も不思議です。
次は勝手口の巣を狙ってきます。
しっかり守って必ず巣立たせます。