泥田を1500ⅿ
水田は水を張っておけば良いというものではありません。
時々水を落として、田んぼの表面に深いひび割れができて、稲の根が切れるほど干す人もいます。稲をいじめて根張りを良くして収量アップを図るのです。
さらに9月20日頃に稲刈りをするのですが、8月の末には水をすっかり落とし、稲刈りのコンバインのキャタピラーが滑らないように田んぼを乾かさなくてはなりません。
そのためには田んぼに張った水をサッと落とせるように、すべての水溜りより深い溝を切っておく必要があるのです。
泥田、特にわが深沼の泥は深い。
一歩、一歩がふくらはぎの中央部まで沈み、こちらの畔からあちらの畔まで50ⅿほど、それを終えると畔に沿って一周しますので、一反の田んぼでさえ3~400ⅿは泥から脚を引き抜きながらの歩行です。