関市の過疎地は生き残れる!
夜の7時から8時半まで関市長選挙に立候補される三輪さんと山下さんの討論の様子がYouTubeでライブ中継されました。関まちづくり協議会が両者と前もって論点を整理してあったのと、司会者が上手で議論がかみ合いました。
大変役立ちました、ありがとうございます。
今日はかつて島ではない自治体としては日本で最も小さい自治体として有名だった、愛知県の東端の旧富山村へ行ってきました。現在は合併されて豊根村の一部となっています。佐久間ダム湖の向こう岸は浜松市天竜区になります。
いくつもの峠を越え、トンネルを抜け3時間かかってたどり着きました。
思い付きではなく、津保谷のガソリンスタンド事情と近未来を思うと超過疎地の燃油事情を調べてみるのも今後の活動の参考になるのかなと思っていたのです。
行きも帰りも標高が1000mを超える峠越えのグネグネ道で『急ハンドルを検知しました!安全運転を心がけましょう。』とカーナビ嬢が叫びっぱなしでした。
とにかく『陸の孤島』です。関市のどんな奥地の過疎の集落でさえここに敵う過疎地はありません。関市はやりようによってはまだまだ発展できるのではないか。
高台から見た村の中心地です。佐久間ダム湖を見下ろす斜面に張り付くように家屋が見られますが、実際には空き家が大変多いです。
豊根村役場富山支所、郵便局、交番が集中する中心地です。常駐の村職員はおひとりだけで、私がお邪魔した1時過ぎはデマンドバスの運転で留守でした。
パートの女性が一人だけで留守番していらっしゃいました。
食料などは週一回生協が供給してくれるそうです。
豊根村全体の人口が974人、うちこの地区の人口は56人になってしまっているのです。平成18年には216人だったのに。
期待していたコミュニティセンターにも人はおらず、昼食が摂れません。
交番の前に三十三観音塔が祀られていました。
廃校になっても校歌は不滅です。皮肉な現実に3番が悲しい。
存立できなかった。
アーケードの全天候型運動場にはススキなどの雑草と灌木さえ伸びてきていました。
児童・生徒たちは毎日の下校の際には佐久間ダム湖を見ていたのです。
濁ったダム湖の湖面を浚渫船が、さらえた土砂を積んでタグボートに押されていきます。船体は小さいくせにやけに低音の大音響が周りに響き渡ります。
ガソリンスタンド、月曜日は休業だそうです!
話を聞くためにここで満タンにしようかとも思いましたが、地元で入れていって正解。
2030年、という期限の書かれたレギュラーガソリンのポンプ。
美濃市の最高峰である瓢ヶ岳(1163m)とほぼ同じ標高の峠です。
橋を渡ると静岡県です。JR飯田線の大嵐(おぞれ)駅まで行って来ればよかった。
たぶん地区の人は車よりJRとデマンドバスを当てにしているのでしょう。
すれ違うほとんど車がなかった。
恵那ICで降りて一般道を東に走ると、旧上矢作町辺りで村民が手を振って訴えています。さかぐち直人さんの顔が思い浮かびました。
阿木川ダムの堰堤から恵那市の市街地が見えます。
1年前の夏に諏訪湖のほとりの下諏訪町に2泊してこの方の選挙を応援したことを思い出しました。立憲民主党の良識派です。杉尾秀哉参議院議員。
浜松ナンバーが多いこの国道沿いでもガソリンスタンドはそうはやっているようには見えませんでした。
津保谷に3か所あるガソリンスタンドですが、今月末までで富野の佐藤さん、2年後には多良木の岡部さんが廃業なさるのだそうです。
でも津保谷は陸の孤島ではなく下呂市にも郡上市にも抜ける県道があります。