久々に消防車に乗って参加
朝8時45分に関市消防団・富野分団第2班の詰所に到着。
少し時間があって辺りを見回していると、すぐそばのお宅の庭にフジバカマが咲いています。蝶が2匹飛んできてじゃれ合っているのでひょっとして、と思いましたがツマグロヒョウモンでした。
しばらくしてもう一度フジバカマの方を見ると! 来てる! アサギマダラです。
住人の方の許可を得て庭に入りヒョロヒョロ飛び回るこのチョウをやっと撮りました。
この方も昨日初めて認められたそうです。こんな蝶がはるばる台湾辺りまで飛んで帰るなんて本当に不思議です。『ツマグロヒョウモンに負けんようにしっかり吸うんだ。』
富野中学校の脇を流れる小野川べりの農道に乗り入れた富野第2班の消防車、本城山と大仏のてっぺんが見えます。
さあ、消火訓練の開始です。
小野川から吸い上げた水を3台の可搬ポンプをリレーして火点へ運びます。
まだ水の送られていないぺしゃんこのホースが体育館の向こうの広場まで繋がりました。やがて筒先から伝令係が順に『放水始め!』をリレーしてきて、私たちの消防車のポンプが唸り出します。中を水が走るとホースが先へ先へと膨らんでいきます。
山火事の火点に向けて盛んに放水しています。
ポンプを繋いで水圧を保持するので筒先の水勢も十分です。
山火事を見事に鎮圧しました!(想定です。)
今日のわが班は4人しか集まらなかったので、現役隊員+機能別団員(OB)の私もお手伝いさせてもらいました。私が加わらなくても十分に任務をこなせるのですが。
頼れる2班の現役隊員たち。人数は少ないですが熟度は高いです。
OB隊員としては『〇〇の冷や水』になる前に、隊員の確保の点で知恵を絞るのが務めです。消防団の負担は大きいですが、郷土のために一緒に働くのは誇りであることを理解してもらうよう啓蒙しなくてはなりません。半面気持ちはあっても物理的に参加できないような事情がある場合はやむを得ないものと考えます。
それ以上は本人の価値観です。
放水を2回やり、解散となりました。
下日立バス停のそばの詰め所に帰り、濡れたホースを干したところで解散。
現役の青年たちはまだやることがあるようでしたが私はここで失礼しました。
水を吸い、ポンプを繋いで離れた筒先まで勢いを保ってリレーする。
簡単ではありません。
青年団員たちが手際よく、あるいは戸惑って、思い出しながら力を合わせる姿は感動的です。
機能別団員だけでもこの過程を実行できるようになったら、消防団がより頼れるものとなるでしょう。でも身体機能の衰えた高齢者には危険でしょう。
機動的な火事の鎮圧は常備消防と消防団に任せ、時間に余裕のある機能別団員には行方不明者の捜索や後方支援が向いていると思いました。
お疲れさまでした。