精神・妻・支援
高知二日目の朝は雨模様でした。
ツインを予約したはずがなぜかセミダブルだったので窮屈な夜でしたが、朝6時に起きて予定・ルートの確認、素泊まりなのでどこかでモーニング、ということでまずは車で30分弱の高知県立牧野植物園へ出発。
本来自然の一部である私たちは自然に交わってこそ生きる喜びがある。
目で見、耳で聞き、肌で感じることで自然の中にあるものを可能な限り学ぼう。
というような科学者の精神は、こんな私も普段思っていることです。
途中に朝食をとれるお店はなく、50m先は何も見えない濃霧の山道を登って、結局9時前に植物園に着き、開園を待ちました。
植物交流研究センターのカフェテリアのこの日一番の客となりました。腹ペコでしたのでおいしかったです。
食べ終わるころにはほぼ霧が消えていました。
ロンドンのキューガーデンの温室を思い出します。右手には四国八十八か所巡りの第三十一番札所の竹林寺の五重塔が見えていました。変える際ついでに立ち寄ってご本尊の文殊菩薩に孫たちの学業成就をお願いしてきました。
広い、深い、一日かかるかも。
レンタカーに備えてあった雨傘が役立ちました。
リョウブにしてはまだら模様がないぞ、と思って近寄ると『博打の木』ときた!
土産ものや植物関係の書籍を売っていました。
可愛かった朝ドラの『寿恵子・浜辺美波』とはやや違う博士の『壽恵』夫人です。
石川啄木や野口英世博士のように後ろ指差されることはなく、むしろ大変な支援を得られたのは牧野富太郎博士の精神・人格のなせるところでしょう。
博士が花を観察しながらスケッチをしていました。
博士の研究者としての心構えが彫り込まれたパネル
現代語訳の隣に点訳版もありました。『いいね』
結局1時半ころまで見て回りましたが、とてもすべては無理と諦めました。
高知に来たのだから「桂浜」へは行って来よう!
桂浜の食べ物屋さんがいっぱいの区画の脇のトイレです。明るくて広い!
掃除・管理がいき届いていました。
関市の本町筋にもこういう明るく清潔な洋式トイレを整備したいですね。
大企業のない高知県は観光立県、ホスピタリティーは徹底しています。
見習いたいですね。
おっと高知県も馬路村をはじめ柚子が特産品です。負けるな『かみのほゆず』
海鮮丼で満腹になり人心地が付きました。
まさに白砂青松、打ち寄せる波が10mくらい奥まで浜を洗います。
『感激なき人生は空虚なり』が見学のモットー。
我が愛知大学のモットーは『自由受難』、だったかな。
早くも3時前、本山町はここから70kmほど、何とか行けるぞ。