檻に閉じ込められた気持ち
我が集落のイノシシ用の箱罠のうち、天井にクマを逃がす窓が開いていなかったものを、鋼鉄製の桟を切断して窓を開けました。写真は勉さんです。
万が一クマが入ってもここから逃げてくれます。
これで狩猟解禁以来11日間入り口を閉じられていた罠が稼働開始です。
センターのひさしの下でずいぶん長いこと休ませていた箱罠も再登板させることにしました。みんなで『ああでもない、こうでもない』と鳩首協議しながら1時間半かけてやっと組み立てが完成しました。
檻の中から自由社会を眺めました。
大脱走!
軽トラに載せて移動させ、イノシシの来そうな平地に設置しました。
重い扉が落ちたらもう逃れられません。
米ぬかにおびき寄せられてその上に架けられた細い針金をひっかけると扉が落ちます。
でも熊は、仮にかかったとしてもこの穴から逃げ出せるのです。
爪の発達した熊はこの穴から逃げてもらいます。
イノシシは蹄ですので前足をかけようがないのです。