板取へ雪景色を見に
11時前に家を出て一路板取へ。
板取温泉の駐車場で撮った標高1159mの山。
尾根筋に葉を落とした裸の雑木が地肌を縁取っています。
デジカメなら山肌を動くシカやイノシシが撮れるでしょう。
手前の杉の植林は赤っぽく、奥のヒノキの森は濃い緑です。
写真の左奥へ進むと板取川の川浦(かおれ)渓谷です。
杉原というバス停の前で撮りました。
一番奥の『湯本すぎ嶋』を目指します。
道路わきにはラッセルで押しのけられた雪の塊が随所に見られました。除雪費の増額が専決されているのもうなづけます。
橋から見た沢の流れ、イワナが呼んでいるような気がしました。
すぎ嶋はメンテナンス中で、昼ご飯は下流に戻って板取川温泉の食堂で味噌煮込みうどんを頂きました。『辛い!辛い!』ラーメンだろうが、うどんだろうが、蕎麦だろうが汁は全部飲み干すのが私のこだわりなのですが、この煮込みうどんは辛くて飲み干せませんでした。代金1150円のうち100円分くらい残したのが辛い(つらい)です。
テーブルごとに置かれた宣伝シート。右上に書かれた板取川温泉の現在の指定管理者の心がけはご立派です。でも、辛かったです。
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板取川小学校の校舎と体育館。
新しくてきれいです。保育園が校舎の奥半分を使ってきました。
小学校と保育園のために給食を調理するセンター。
昨年の6月頃お邪魔して以来の訪問です。
その時はプールの掃除をしていたオジサン(実は校長先生)が今日はスーツ姿でご案内下さいました。ちょうど昼休みで先生方もトレーに乗せた給食で昼食を始められるところだったので恐縮しながらも、お言葉に甘えて子供たちのランチルームへ。
『こんにちは~!』元気に挨拶してくれる良い子たちばかり、いじめはもちろん不登校もありません!『お顔が写らないタイミングで撮らせて頂くので校長先生もモニターをのぞいて下さい。』『いいえ、撮影はOKということになっていますのでどうぞ。』
低い天井にカビの生えたシミのある武儀小学校のランチルームと比べるとはるかに広く明るく衛生的なランチルームです。地産地消ということで今日は上之保柚子の果汁も使われているそうです。
ところが、保育園が18km下流の洞戸保育園に吸収合併されることに伴って、小学校の給食が市役所近くの学校給食センターからの配送給食に切り替えられてしまいます。
園長は洞戸保育園の園長と兼務なのでちょうど洞戸へ向けて発たれた後でした。
校舎の奥半分がこの4月1日から空いて寂しくなることでしょう。給食も50kmはなれた学校給食センターからのものになる。経済的効率優先も考えものです。
こんなに立派な学校・保育園が子どもが少ないからと存立が危うくなるなんて割り切れない感じです。とは言えこの件は今回の板取行きの目的ではありませんでした。
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実は今日は単に雪景色を見に行ったわけでもなくてちゃんと目的があって行った板取ですが目論見どおりの方に会ってお話を伺えたのが今日の収穫です。でも企業秘密です。
PS: 高賀山を北側から見ました。